イネ科の植物でありながら、レモンのような香りを放つレモングラスは、ストレス解消や、食欲増進 など、心身ともに元気にしてくれる精油です。
主要成分であるシトラールには防虫作用があり、虫除けとしてもよく使われます。
また強力な殺菌・除菌作用があるので、拭き掃除に、またスプレーにしてお台所に活用できるでしょう。

インドネシア原産のシソ科の植物で、若い葉を乾燥させ、発酵させて蒸留します。
深みのある香りが心を鎮め、感情のバランスをとってストレスによる過剰な食欲を抑えます。
時間とともに成熟し、質が向上する数少ない精油の一つで、ほかの精油をあわせることで香りを持続させる働きがあるため 香水に使われます。
東洋では古くから、白檀（サンダルウッド）や没薬（ミルラ）に並ぶ重要な香りとしてもちいられ、日本や中国では 漢方薬として利用されていました。
マレーシアでは虫さされや蛇にかまれたときの解毒剤として、インドでは防虫剤として用いられていました。

クローブは高温多湿な東南アジア熱帯地方に生息する常緑樹です。
スパイスの中でも最も香りの強い一つといわれ、遠くからでもその香りが感じられることから「百里香」の別名があります。
クローブの葉やつぼみは、古くから、薬草として、風邪の予防、痛み止め、防虫、防かびにつかわれていたようです。
クローブバッドは、釘の形をしたつぼみから採油したオイルです。

オリエンタルなイメージの強い香りが特徴です。
その実は八角として中華料理に利用されます。またヨーロッパではリキュールの香りづけに用いられることもあります。
胃腸を整え、吐き気を抑制、虫除け効果があります
更年期障害や生理不順など女性特有の悩みの改善効果もあります。
※妊産婦、授乳中の女性、乳腺炎、乳癌の方は使用しないでください。

ユーカリに似た清涼感のある刺激的な香りをもち、心身を目覚めさせ、記憶力を高めてくれるといわれています。
ローズマリーはもっとも歴史の古いハーブの一つで、なかでも有名なのは「ハンガリーウォーター」のエピソード。
もともと痛み止めとしてハンガリーの王妃に献上されたものですが、７０歳の彼女に隣国の王子がプロポーズしたと いう若返りの水として伝えられています。
このことから現在もスキンケアによく用いられます。

爽やかでみずみずしい香りでリフレッシュし、理解力や集中力を高めてくれる効果があります。
古くから抗菌作用があることで知られており、古代エジプト人は肉や魚の腐敗の防止、食中毒の解毒剤として利用していました。
循環器系を強壮し、停滞やしもやけ、静脈瘤がおこっているような弱った静脈系を改善する効能もあります。
光毒性がありますので肌につけたら日光や紫外線を避けること。

オレンジスイート精油は神経の緊張を緩めてリラックスさせ、ストレスによるイライラの解消や不眠に役立ちます。
食欲を増進させることから消化器の働きを整えて活性化させます。
抗ウィルス作用や抗感染症作用があり、拭き掃除に使われます。